投資をうけるためには
◎ 背景
・かものはしがビジネスとして急成長するには資本が必要。
資本をもとにし、急成長するのがかものはしモデルとも言える。
・といってもフェイズごとに必要な資金額は異なり、
かものはしの今のフェイズはパイロットプロジェクトを実施前という
感じだから、それほど多くない。
・会員事業とビジネスの組み合わせで立ち上げる予定で、
「会員事業で底支え」
「ビジネスで伸ばす」
という方針(仮説)だとすると、まず会員事業が立ち上げられるだけの
資金量がほしい。
ただし、会員様から頂いた資金をビジネスに投入するのはどうか、
という議論はあるだろう。したがって、正確にいうならば、
現在は
xperl系収入⇒子どもの保護活動、ビジネスモデル作り
その他の収入⇒同様
(xperlの比率多し)
これからは
会員事業収入⇒子どもの保護系
xperl系収入⇒ビジネス投資
(比率は両方同じ)
にするために、会員事業をまず成長させるために資本投下が必要となる。
その資本は主に会員事業の立ち上げに使われ、実際にはxperlが
会員事業サービス作りに関わるためにxperl収入が一時的に減ることを
想定してということだ。
・投資家に対する説明は、会員様うんぬんの議論があるため難しい。
収益モデル作りに使う、ということをうまく説明しなければならない。
(また考えよう)
◎ 投資を得るには?
・投資を得るためには成長し続けるよい事業、ということをクリアに
提示する必要がある。
実際問題として、どの程度、「ビジネス」性を求めるかは人によって
異なる。
いずれにせよ『ロジカル』にかつ『パッション』あふれるビジネスプランが
必要だ。
以下具体的な基準を示す。
[資金の循環性]
・資本を投下すれば資金が循環し継続的な事業となりうると判断可能
・次善として一定程度の追加的な資金を常に投下すれば、その資金以上の
大きな効果を継続的に得られることが出来る事業
・例えば、会員事業は一定程度まで広がらないと考えられるが、
その一定程度まで持っていくのに必要な資金を投入し、
その後その一定程度の追加的収入により、その他のエンジンが
事業規模(ミッション上の指標=例えば受け入れ人数)を広げることが
可能なモデル。
・すなわち、日本のバックオフィスの経費は重いため、
事業収入だけではまかなうことが難しいが、これは一定程度のコストしか
かからない。これを会費でまかなう。
それに比べカンボジアでの事業規模の拡大に必要な経費は軽く、
事業収入を得ることはしやすい。
・P/Lを描くことによって説明が可能である。
そしてそのP/Lを構成する数値に根拠が必要である。
-会員事業収入はしたささえのためにどの程度必要なのか
-なぜ会員は会費を払うのか
-なぜ会員数は増えるのか
-「ビジネス」の投資利益率はどの程度なのか
-「ビジネス」の顧客・SP・サービス内容はどのようなものか
-それは顧客の声に基づいているのか
[事業の社会性]
・その事業は、なんの社会問題をいかに解決するのか。
-社会問題の定義
-その深刻性
-原因に対する深い洞察
-「解の方向性」の妥当性
-解決策の効率性
[組織としての実現可能性]
・その事業を実施するに当たり、現状の経営メンバー・スタッフで
実現可能か。これをやりきるに値するだけの組織/個人か?
-事業を推進するために必要なスキルセット/資源は何か
-それに対して現経営陣/資源はそれを持っているのか
-もっていないとしたらどのように調達するのか
-特にKSF/コアスキルについて戦略をもっているのか
-強いマインド/高い人間性を持っているのか
・この三つの基準をクリアするために「ロジカル」「パッション」が必要である。
・また上記三つの基準以外にも、「戦略性」「革新性」「スピード/スケジュール」などの
他の基準も存在する。