会員事業における基本仮説
会員事業における基本仮説
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◎ 前提的な思想
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・参加する形態が増えること。
・会員になることがゴールではない。
会員になる前の参加、会員になったあとの参加。これをよく考える。
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◎ 基本となる仮説
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・知る:
-基礎的なアクセスを増やす基本コネクション関連
会員のblogや各種リンク
-ネタを作ってプレスリリース
「高橋×村田」「白くま×かものはし」「CSR関連」
メディアに掲載されてもしょうがない仮説あり。
-口コミ
コアユーザーの獲得。mixi。
(コアユーザーの新しいライフスタイル=かものはし参加
って何?。「かものはし」自体は話さない。自分が何をしたのか、
は話す。
・興味を引く&継続した接触:
-「人間とプロジェクト感」を訴えるWEBサイト
-参加できそう感?
-イベントの定期開催
-メルマガ及びblog
-ツアー
・会員になる
-かものはしがどんな団体か、継続した接触で自然となるという発想
-「なる」際の障害を減らす。クレジット対応etc
・成長する
-ツアー
-パラサイヨ的なコアグループ
-メディアに取り上げられることでGood
(*)スタディツアーの活用方法
東大とのイベント?
インタビューノート 池上さんインタビュー
2005/12/26 @ 渋谷オフィス 本木・松島
◆ 概要
会員事業の次年度設計をする上でインタビューを実施。会員獲得に向けて、「ファンになる仕組み」をどのようにすればよいのか、ということについてヒアリング
池上さんは、アジアンヒールジャムというクラブ×国際協力というイベントを主催し成功させている。現在、大学四年生
◆ Key Findings/分析
ライトユーザーとヘビーユーザーを分けて、ライトにはブログ、ヘビーにはSNSと分けたほうがよい
池上さんは、PCをよくさわるので、WEB上でも十分手触り感がでる。
NGOに対し参加をしたいが、その参加の仕方がわからないということがネックになっている。スタッフとサポーターでは本来同じ目的に向けてがんばる同志だが、サポーター側ではそう感じにくい。そのGAPをいかにうめるかが重要。そういう意味で、かものはし人やかものはしSNSのように所属感を与えるものは重要だろう。
スタッフの情報というのがほしく、それは同志が何をしているのか、という観点から。
お金を払う、サポーターをする、ということが、単に財布ではなく、自分自身に誇りややりがいをもてるかどうかというある種の哲学的な意義を与えることができるか、気づいてもらえるかどうかが重要。
◆ メモ
(各ポイントについて、複数の選択肢を提示、順番をつけてもらった。ここで、1=すごくネガティブ、2=ややネガティブ、3=ポジティブ、4=すごくポジティブで各ポイントを評価)
共感する問題意識に関し
[NGOの戦略性やマネジメント力の弱さについて]:3:「支援の目的に向けて柔軟に対応するべし。例えばNGOと政府機関の連携をするなど。場合によっては企業とかもしれない。その中でNGOのポジショニングを明確にするべし。小さい所まで気を配れるなど」
[南北問題に自分が貢献できるのか疑問について]:2:「自分はクリアできている。友だちはみなそうかもしれない。自分の問題でいっぱいいっぱいな人は多い」
[NGOに参加したいが仕方がわからない]:4:「NGOの人は自分の生活を犠牲にしなければならないというイメージがあった。NGOの人と会員は同じ目的にむけて異なるコミットをしているはずだが、そこに大きなGAPがあると感じる人が多い。お金を寄付することも、とても大事な意味だと認識できないことがおおい。」「アジアンヒールジャムの参加者から『自分には関係ないことだと思っていたが、遊びに行き、(その参加費によって)子どもが前向きになれているということに、自分にほこりを感じた』と言われた。Changeをした。」「意見吸収の場があるとよい。ただ、言うだけだと、、コミットしていないのによいのだろうか、という支援者もいるだろう」
参加の仕方
[ブログ]:4:「時間が制限されないのでよい」
[SNS]:3:「交流するのはよいが、時間がとりにくい。自分で発信するのは時間がかかる」「自分はPCをよくさわるので、おもしろそうだな、とおもった」
[オフライン情報誌]:3「ネットを使わない世代にはよい。」
「オンラインでもよいが、例えば直筆のものなど、子どもたちの個性がでるものがアップされているとよい。
知りたい情報
[かものはしスタッフの情報]:3:「身近に感じられるかどうかが重要。今、NGOのスタッフは毎日何をやっているのか、なぞめいている感じがする」「あこがれがある。ふつうの人なのにやっていて、(自分もやれないか関心がある)」
その他:アジアンヒールジャムに関して
「アジアンヒールジャムでは、「現地の子どものメッセージ」「アーティストからのメッセージ」がありよかった。アーティスト、運営スタッフがかなり高い意識をもちひびきあっていた。レベルの高い空気が参加者に伝わっていた。連帯感」
「子どもたちのリターンがあったことも大きい。自分が遊ぶという行為によって、そうなったという感覚をもたせることができた」
本木/松島分析 ハコ感があって、同じものをみている感覚、所属している感覚を強く持たせることができたのが大きかったのではないか。
NEC起業塾
NEC起業塾の中間報告に、OB的存在として参加してきました。
そこでのメモを以下に掲載します。
・フォード財団やマッカーサー財団?、アジア財団など
財団に行け。カンボジアにも金を出している財団に
いけ。英語圏だ。英語教育だけでもかねだしてくれる
かもしれない。
そして、カンボジアから。3−5年タームで
どんと金をもらえる可能性がある。
そのときに、IT×トラフィッキング防止という
モデルがあるかどうかみろ。あるなら
ちょっと研究してそれで「かものはしの方が
いいですね〜」的にいえばよい。
国連系も。
タイミングとしては、いつでもいい。
調査なら調査やりたいって言って出してもらう。
向こうの人間から判断してもらう。
できあがった状態で持って行くよりも
できあがる前にもっていった方がよい。
(川北秀人)
・「ほわっとしたコミュニティときちっとしたコミュニティ
の違い」
秋葉/お米ナビはコミュニティを育てる戦略が
うまかった。秋葉のポジショニングが明確になっており
みんな彼に何を期待すればよいのかわかる。
コミュニティのニーズから事業を創り
事業が創られるとコミュニティが成長する。
そういう循環を創っている。
何を背負うのか。
かものはしは、なんかこいつらやりそうだなぁ
という期待感を背負っている。
(広石さん UKJそうけん)
・「何かやりたい、自分でけつふける人だけ受け入れる。
勝手にやってもらう」(秋葉)
・「商品を売るとき、NPOであることは言わない。
NPOでなくて判断してもらって買ってもらう」(秋葉)
・「Adress the problemが重要。
これも社会的な価値であり、短期的にみると
きわめて大事。カンボジアのことを忘れ続けさせない
こと。これはすごいことだ。『mind share』
忘れさせない、思い続けるということが、
実は、実際問題「解」が進歩するよりも大事だったりする」
(かものはしのコミュニティ巻き込めてない感をうけて
広石)
→アイディアとして
・織物を一番評価されているマーケットで
展示してすごさをアピール
・SNSに入っていること。そこで紹介をして
関心を持ち続けること自体に、+の評価を
積極的に与える。
自分のページを公開できるようにしたい。
・「自分がやっている方がうまくいかないじゃん、と気づいた。気づいたけど認めたくないので、そのままにしていた」
(フローレンス 駒崎)
・「発生した問題は、実は頭の片隅に前まえからあったこと
だったりすることが多い」(フローレンス 駒崎)
ほしい仕組み
必要な仕組み=Goalはなにかというと
① バイラルな仕組み
② ファンになる仕組み
②でいうと、
・解決しなければという真剣み
・わくわく感/楽しさ
・信頼(かものはしに対する)
・貢献したという重み。タンジルブルな感触。
これでいうと、「貢献したという重み」がないと感ずる。
①のバイラルの方は今のところあまり考えられていない。
SNSの招待でがんがん招待してもらう、とか
E-CARDを使ってもらう、とか、そういうレベル。
まぁそれをきっちりやっていくということも必要だし
それでけっこう②がしっかりしていればバイラルする気もする。
あとはPRをまじめにするかどうか。
②の「貢献したという重み」「手触り感」
リアルな感じがいいんだろうと思う。
子どもからの絵はがき。
ネットで簡単に消えてしまうものではない感触。
SNSに所属しているということに意味づけを与えることも必要か。
意味づけを与えることで貢献している感?
関わっている感。所属感。居場所を与える感?
子どもを中心としたコミュニティ感!!!
そんな感じを自動的に感じることができる仕組み。
カンボジアと日本をまたがった仕組み。
やるべきこと
やらなきゃいけないのは『仮説検証』
仮説の整理と、検証作業の定義。
考える作業はばーっと26/27あたりにやってしまいたい。
検証作業定義ふくめ。
ただし、仮説検証はマッキンゼー的な仮説検証ではない。
PDCAのことだ。
・基本サービスデリバリー系
−デリバリーするべきことの整理
−デリバリーの実施
・メルマガ
・壁紙
・誕生日カード
・オペレーション系→いとけん
・PR系→おき
・WEBプロモーション系
−必要な仕組み/落とすロジック整理
−欠けているリングの把握
−バイラルの仕組み定義/実行
・BLOG系
・E-card系
・SNSの招待系
・かものはしの資源活用系
・その他
−ファンになる仕組み定義/実行
・子ども/スタッフとのクロス
・問題啓発シリーズ
・Blogとのクロスの検討
・フリップ系
・カンボジアコンテンツ
[会員]
¶ 基本コンセプト
・サポーターがNGO・子ども・制作者を育成する
・サポーターがマーケティング/商品開発に参加
¶ 顧客定義
・サポーター
−かものはしLoveであり、商品開発意欲があり、毎週1−2回のMTGが
可能な人々
・NGO
−収入があればより拡大が可能なNGO
−基本的な技術力あり
・子ども/制作者
−児童買春の被害のリスクがある子ども、もしくはその家庭の人々
¶ 提供価値
・TO サポーター
−お金だけではなく途上国の子どもたちに貢献が直接かつ具体的に可能
・TO 子ども/制作者/NGO
−魅力的な市場である日本市場のマーケティングが可能
好まれる商品、デザイン、色、形態その他を直接把握可能
−その結果として、販売数が増え、自立が可能
¶ サービス/実施内容
・5−10人程度のサポーターが毎週一回程度のMTGを実施。
その中で商品開発をしていく。
・WEB/SNS上において、MTGログや考えなどを投稿し、
そのほかのユーザーの意見も吸い上げる
・毎週、意見をカンボジア側へ送付し、それを反映した商品を
開発してもらう。
・関連して、スタディツアーなどを実施
¶ 商品の販売/プロモーション
・1000個ぐらいは売りたい。たとえば1000個×5000円=500万円の売上
・将来的には雑誌やアパレル企業とのタイアップ企画。
当面は各ポータルその他でPR
・参加ユーザーを中心とした口コミを仕掛ける
・ベースの売上はかものはしのWEBサイトでの販売が望ましいのではないか
¶ 収益モデル
・1000個×5000円=500万円の売上
・一個あたり500円で製作(Feeこみ)
・物流
−日本/カンボジア 1000個で50万円
−日本 一個あたり500円
・その他 100万円
→営業利益250万円
¶ 問題点
・デザインニーズをダイレクトにうまく伝えることは可能か。
品質をあげるためには絶対必要
→ツアーでの実施、デザイナーをカンボジアに配置する必要
・1000個をどのくらいの期間で創るのか。1つ1つのクオリティは
同レベルになるのか。
¶ 備考
・ECに自信があるならば販売をしながら会員を集めていくべし。
そちらの方が広がりやすい(?)
しかし、そうでないのならば、会員に育ててもらうのがよい。
ECに関するヒアリング
ECに関するヒアリングが二件入っている。
そのインタビューガイドを。
インタビューは仮説を構築するか、検証するため。
今回はどちらかというと仮説を構築する方な気がする。
とはいっても仮説を立てよう。
というかなんの仮説かというと
・ECを成功させるためには?
・コミュニティサイトを成功させるためには?
だろう。
いろいろ考えていると
・ECに向く商材/向かない商材
・売り方のパターン
−ブランディングで高付加価値
−薄利多売?
−リピートさせるポイント
・ロングテール効果?
−ここでしか手に入らない
−マニアックな商材でマニアをかきあつめる
−ストーリーをつけて
・ターゲットはどこの層がいけているの?
・携帯電話/PC?